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執筆者の写真奥田 伸行

アートはテキトーであるべき。

タイトル通り、僕はアートはテキトーであるべきだと思う。

なぜならテキトーに自由が秘められているから。


もちろん、イラストレーターや似顔絵師、ほかの仕事のサラリーマン

は例外かもしれないが、でもそれは綺麗な線を求められている時だけであって、誰にでもかかわることである。


皆が考えられることややっていることをやっても意味はない。

だけど、テキトーなことをしているとその中には思わぬものが隠されているものだ。

真面目にきれいなものをつくってもそこに思わぬものが隠されていることは可能性としてはかなり少ないと思う。

だから、面白いものはテキトーの中にあり、それに出会う回数があればあるほど遊ぶ幅も広がっていくに違いないと思う。


特にアートの世界は、キャンバスに日付を描くだけの作品もあるし、便器を置いて「泉」というタイトルを付けた世界的な作品もある。

バスキアの作品だってそう。どう見てもテキトーに描いているようにしか見えないし、黄金比率など無視している作品だって何百億円で落札されている。


だからこの絵はテキトーだなんて言っている人はもう時代遅れの人間なのである。


もちろん、好き好みはある。それは否定するつもりはない。

だけどこれはテキトーだとか馬鹿にするのは問題なのである。

あくまでそれはその人の狭い中での見解であり、アートの世界では成り立っていることだから。



むしろ、まだまだテキトーの中にアートは

隠されているにちがいないと思う。

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