月が意味するもの。

今回は花王を紹介します。 花王のロゴといえば、月ですよね？ でも、なぜ月なのでしょうか？ 考えたことはありますか？ 月と花王。どんな関係があるのでしょう？ あまり浮かばないですよね。 僕もわかりませんでした。 1887年、創業者・長瀬富郎が、洋小間物商・長瀬商店を設立したのが花王のはじまりです。 そして、仕入れていた輸入品の鉛筆に月と星があったのがきっかけとなり、月を取り入れました。 月には、美と清浄の象徴といわれています。 1890年、最初のロゴが誕生します！ 現在とは逆の右向きで、『花王石鹸』というラベルがついています。 そして、少しずつ代わりながら 1943年、月が左向きに変わります。 これから満月に向かう上限の月で、その方が縁起がいいから、ということで向きを変更しました。 1948年、月の顔は、男性的だったものが女性に変更されます。 それだけで、少し印象が柔らかい感じになりましたね。 1985年、花王石鹸株式会社から、花王株式会社に社名を変更し、それに伴い、ロゴも変え、コーポレートカラーをグリーンに一新します。ちなみに、グリーンに選ばれた理由は、新鮮と躍動感のある色ということで、決まりました。 そして、2008年、グローバル化を目指し、ロゴの花王をKaoに変更し、現在も続いています。 これからどんなロゴに変わっていくのが、楽しみです。