今回はズジスワフ・ベクシンスキーを紹介します。
ベクシンスキーは1929年、ポーランドに生まれます。
ベクシンスキーの作風には、不幸や恐怖、虚構、終焉などといった要素が多く、「終焉の画家」とも呼ばれていました。
そして、彼は人当たりの良い、内向的な性格でした。
それと同時に、マスコミ嫌いというのもあり、あまり表には出ず、
隠居のような生活で、ずっとアトリエで制作をする生活をしていました。
ちなみに、クラシック音楽が好きで、アトリエでは大音量でかけながら制作をしていたそうで、どこへ出かける時もクラシック音楽はかならず持っていったそうです。
ちなみに、技術的なものではゴシックとバロックを使い分けて、描いていました。
ベクシンスキーは芸術家としては成功していたのですが、
プライベートでは晩年不運な人生を歩んでしまいます。
1998年、妻を亡くし、1999年人気DJで美術評論家の息子が薬物の多量摂取のために自殺してしまいました。
そして、ベクシンスキー本人もまた2005年、殺害されてしまいます。
犯人はベクシンスキーの長年の友人であり、世話役だった人の息子で、お金を借りようとして、断られたために殺害をしたそうです。
哀しい絵を描くと人は不幸な人生を歩んでしまうのでしょうか?
そんな芸術家が多い気がします。
これはあくまで僕の持論ですが。
芸術にはまだまだいろんな力がある気がしてなりません。
<参考画像>
『カラパイア』
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