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執筆者の写真奥田 伸行

ジョアン・ミロ



今回は、ジョアン・ミロをご紹介します。


1893年スペインで生まれます。

18歳の時、うつ病、腸チフスを患い、モンロッチという村で療養します。

そこで絵画に目覚め、のちに美術大学に通います。

ゴッホやセザンヌの影響を受け、描いていたこのころの時代を

”カタルーニャ・フォービスム時代”と呼ばれています。

そしてその後、各々の土地へ行きますが、モンロッチの土着色の強い作品を描くようになり、ミロのシュルレアリスムの初期作品では、のちの多くみられる記号言語が使われ始めました。

そして、夢や半覚醒状態からインスピレーションを受け、『ミロの夢絵画』と呼ばれる作品を数多く作ります。

1926年には、マックス・エルンストとともにロシア・バレエ団の「ロミオとジュリエット」の舞台装置を手掛けます。

そして、ミロの手伝いによって、エルンストは”グラッタージュ”という手法を編み出します。





その後、シュルレアリスム時代のオートマティスムと記号的な画風が融合した『星座』シリーズがはじまり、この星座シリーズがもっとも人気のある作品になりました。


そして、1983年ミロは90歳という年齢でこの世を去ります。


今ではこうして記号的な作品はたくさん存在していますが、ミロがいなければなかったかもしれません。私たちにはまだまだ発掘されていない表現があるかもしれませんね。





<画像提供>

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