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執筆者の写真奥田 伸行

メディア・アートの魔術師。


今回は、様々なメディアをつかったアーティスト・ブルース・ナウマンをご紹介します。


ナウマンは1941年、インディアナ州で生まれます。


高校時代ベースギターを演奏するなど音楽に興味を持っていました。

大学に進むと、数学と物理学を2年間専攻します。

そしてそのあと美術の専攻にうつり、アートを学びます。

大学を卒業すると、ナウマンは再び別の大学でアートを学び始めます。

そして、絵画から離れ、立体作品をつくるようになります。


卒業後、ロサンゼルスで初個展を行うと、その後ヨーロッパでも初個展が開かれます。

1981年以降は様々な場所で回顧展がひらかれ、

1992年には、カッセル・ドクメンタでビデオ作品を出展します。

さらに1999年ヴェネツィア・ビエンナーレでは金獅子賞を獲得し、

世界的有名な雑誌「タイム」では「最も影響力のある100人」に選ばれるという輝かしい経歴を持っています。



ナウマンはいろんな作品を作っています。

多くのスピーカーを使って、様々な声が交差する言葉の作品。

「Raw Materials」


拷問されているピエロが「ノー」と叫び続けたり、金魚鉢を手に持って、落とさないようにするなどピエロの不条理な冒険を記録したビデオ作品。

「Clown torture」


"live""die"という対局の言葉と、人間の行動や感情に関する言葉が、組み合わされて「~AND LIVE」「~AND DIE」という文になり、一つ点灯しては消え、また一つの文が点灯しては消灯するネオンサインの作品。

「100生きて死ね」


など代表的な作品があります。

ぜひとも、ナウマンの今後の活動も楽しみにしてほしいと思います。




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