はかなげな女性、フェミニンをモチーフにその女性は描き続けた画家がいました。 それは、マリー・ローランサンという名のフランス人女性画家です。 名前からして、いかにもオシャレな名前ですよね。 マリーは19世紀に活躍した画家です。 そして、日本でも有名な画家いわさきちひろに多大なる影響を与えた画家でもあります。 マリーはパステル調のカラー、曲線的な形態の女性的な芸術を追及しつづけました。 そして、それは同年代の大芸術家ピカソにも影響を与えました。 マリーはドイツ人の男性と結婚しましたが、その後離婚をします。 すると、離婚後彼女はフェミニン的な作風、レズビアンの作風が強くなりました。 彼女は、ヘテロセクシャルであり、レズビアンだったのです。 もしかしたら、そのおかげで女性がテーマになったのかもしれません。 しかし、彼女の生きている時代というのは大変なものでした。 大恐慌がくるまでは彼女は芸術家として活躍していたのですが、大恐慌がきた後の彼女は、芸術家として生活するのが難しくなったのです。 ですから、彼女はその後は美術学校の教師として生計を立てていました。 ちなみに、アンリ・ルソーが彼女を描いている作品があります。 マリーが詩人のアポリネールと付き合っている時にその二人を描いた「詩人に霊感を与えるミューズ」という作品です。 この作品の対して、二人は「ちっとも似ていない」と言ったそうです。 まあ、ルソーの作風からして似るのはなかなか難しいですよね(笑) ”ちっとも”という表現が個人的には好きです。
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