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執筆者の写真奥田 伸行

日常の中のアートを切り出す。



皆さんはマーティン・クリードをご存知ですか?

クリードは2001年に、イギリスの美術家に送られる権威あるターナー賞を受賞した美術家です。

そして、広島や東京でも個展が開催されたことがあります。


今回はそのマーティン・クリードをご紹介します。

1968年イギリスで生まれます。

その後、美術学校で学び、アーティスト活動をしてきました。

クリードは絵画などではなく、インスタレーション作品が多いです。が、音楽や映像など幅広いものを制作しています。

そして、作品の特徴としてはシンプルという言葉が欠かせません。

クリードは身近なものを使い、作品にすることも多く、

「作品番号88、くしゃくしゃに丸めたA4用紙」

「作品番号227、ライトが点いたり消えたり」

(これは五秒間展示室のライトがついたり、消えたりするだけの作品で、ターナー賞を獲得したのですが、これがアートかと物議が起きたそうです。)

他にも、身長の違うサボテンを身長順にきれいに並べたものや、指揮者に対して、縦一列に並んだオーケストラ

「Work No.850」という美術館内をただひたすら人が走るだけの作品など人を使ったパフォーマンスなども生み出し、他にも、一人の女性が嘔吐する映像作品などアート界に衝撃を与えています。




マーティン・クリードの作品をみていると、なんでもアートになるという感じがします。むしろ、アートはそうでなくてはいけないのかもしれません。

まだまだアートの本質というものを掴むことはできていないのですが、

目の前にあるものを写真なりで切り取ることで空間に溶け込んでいたものが写真などで枠を作り、孤立させると浮かび上がってくる空気と言うものもあります。そこをいかに見つけ、たくさんの人に気付かせるのか?

そこにアートの何かがあるのではないか、とクリードを見ていると感じてしまいます。


今日はありがとうございました。



<画像提供>

『pinterest』


<参考サイト>



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