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執筆者の写真奥田 伸行

貫き通したミニマルアート


今回はドナルド・ジャッドをご紹介します。


1928年にミズーリ州で生まれたアメリカの芸術家です。


ドナルドはミニマル・アートを代表する作家です。


ドナルドは11歳の時、教師の勧めで美術教室に通い、美術と出会います。

しかし、高校卒業後、軍隊生活を経て、20歳ごろに大学に通い始めます。

昼は哲学を学び、夜に絵画を学んでいました。

そして、在学中に美術の批評で収入を得ていました。

ドナルドは絵画をしつつ、30手前で大学に再入学し、美術史を学び始めます。


そして、そのときに従来の絵画様式から離れ、物質そのものが自立する作品を目指し、立体アートなどに移行します。


そして、モンドリアンのような幾何学的な形を自由に置くのではなく、そこの存在する人が手を加える造成さえも嫌い、ただ規律して積み重ねたりする

作品を次々と発表します。


1965年には、代表作である著書「スペシフィック・オブジェクト(明確な物)」を発表します。


ジャッドは、芸術と建築はそこで描かれ、置かれ、建てられた場所に永久にとどまることだという思想を持っていた。さらに一時的に展示されること、キュレーターが介在することを嫌がったジャッドは1968年にはビルを購入し、キュレーターが介在しない常設展示室を構えます。


晩年には、自分の納得する家具が近くになかったことから製作を始めると、どんどん家具の制作にのめりこみ、デザイナーなどと協力しいろんな家具を制作していきました。


そして、1994年、ニューヨークで生涯を閉じます。


ドナルド・ジャッドは頑固な男だと言われています。

それは自分自身が決めた作風を一度も変えず、貫き通した一面もありますが、そのうえで、コロコロと作風を変える年下のフランク・ステラに対して怒りを感じていたそうですし、会見などがあると必ずテンガロンハットをつけて登場していたです。


ご拝読ありがとうございました。


<画像提供>


<参考サイト>










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